用語解説


デイサービス

 

「デイ」とは「日帰り」のこと.

「デイキャンプ」といえばテントは張るけども夕方には撤収してその日のうちに帰る日帰りキャンプのことをいう.

これに対して「ステイ」というのは「泊まり」のこと.「ホームステイ」といえば外国の人の家に泊まり込んで学習すること.その日のうちに帰ってきたりしない.

デイサービスというと,家までお迎えに来てもらってレクリエーションや昼ごはん,お風呂などのサービスを受けてその日のうちに家まで送ってもらうサービス.基本的にリハビリの療法士(PTやOTと言われる人たち)はいません.リハビリの提供は療法士以外の人によってなされます.

通常,デイサービスといえば,通所介護(デイサービス)地域密着型通所介護(地域密着型デイサービス)のどちらかを指すことがほとんどです.

デイサービスは定員が19名以上のものをいい,単独型の事業所はもちろん,特別養護老人ホームなどの施設に併設されていることもあります.地域密着型デイサービスは定員が18人以下の小規模なデイサービスで,各市町村が指定・監督をする地域密着型サービスのひとつです.そのため,住んでいる地域の事業所しか利用できない規定があります.
京北病院にはデイサービスはありません.

近隣の施設では,「知井ふれあいホーム」,「美山やすらぎホーム」,「豊和園」,「しゅうざん」,「京北ほがらか」,「北山杉いこいの家」,「山本クリニック」,「はぎの里」,「長生園」にデイサービスがあります. 

 


デイケア

 

正式には「通所リハビリテーション」といいます.在宅で生活を送る高齢者や障害を持つ人が施設に通い,リハビリテーションを行う介護保険サービスで,病院や診療所,介護老人保健施設などが運営しています.京北病院一階の「はなふるさと」も,このデイケア(通所リハビリテーション)です.

 

デイケアとデイサービスとの違いは..

 

デイケア(通所リハビリテーション)は利用者の機能訓練やリハビリを目的としているのに対し,デイサービスは介護を担う人の負担軽減を目的としています.そのため,デイケアではリハビリや医療的ケアを必要とする人が対象となっており,医師の指示書が必要です.京北病院のデイケア以外で近隣の施設では,「美山診療所」と「はぎの里」にデイケアがあります.

 


居宅介護支援事業所

 

要介護(1~5)の認定を受けた方が最適な介護サービスを受けることができるようサポートをしてくれる専門家、ケアマネジャー(介護支援専門員)が所属する場所です.自宅で介護保険サービスを利用するために必要なケアプランを、ケアマネジャーが作成・管理するようになります.京北病院にも居宅介護支援事業所があり,一名のケアマネージャーが常駐しています.

近隣の施設では,「美山診療所」「美山やすらぎホーム」,「豊和園」,「山本クリニック」,「はぎの里」,「長生園」に居宅介護支援事業所があります.
  


地域包括支援センター(高齢サポート)

 

地域で暮らす高齢者の皆様を、介護、福祉、健康、医療の面から総合的に支援するために京都市が市内61か所で委託運営している公的な相談窓口です.要支援の方の窓口となります.
京北地域では豊和園内に京都市が北桑会に委託した地域包括支援センター(高齢サポート京北)があります.

 

補足(wikipediaより)

経緯

厚生労働省は増え続ける医療・介護・福祉などの費用を抑えるため,自己負担の割合を増やしたり,医療や福祉から介護部分を切り出して介護保険制度を創設したり,どちらかといえば対症療法的な対応をとってきたが,団塊の世代が高齢者となる近い将来に限界が来るとして,予防に軸足をおいた政策に転換したといえる.

予防政策が効果を表すには時間がかかるとして,

  • 要介護状態になる前の要支援,
  • 要支援になる前のハイリスクグループ(特定高齢者)

を継続的にマネジメントするために地域包括支援センターと介護予防支援事業所の一体的運営がされるように法律上の組み立てがされている.2012年(平成24年)4月現在,全国で約4,300か所,ブランチ(支所)を含めると7,000か所以上が設置されている[3].

 

運営に関して

これまで市町村の在宅支援センター等で行われていた相談業務等を外部委託できることにより市町村窓口負担の軽減がされている.

専門的な知識を持つ職員によりきめ細かい相談業務が行われている.

人口が10万人を超える都市や小規模自治体の一部は外部の法人(社会福祉法人等)に対してそれぞれ地域毎に委託運営されている.

 


在宅療養支援病院

 

在宅療養支援病院(ざいたくりょうようしえんびょういん)とは、患者が住み慣れた地域で安心して療養生活を送れるよう、患家の求めに応じ24時間往診が可能な体制を確保し、又は訪問看護ステーションとの連携により24時間訪問看護の提供が可能な体制を確保することで、緊急時に在宅で療養を行なっている患者が直ちに入院できるなど、必要に応じた医療・看護を提供できる病院のこと.

(wikipediaより)

京北病院は平成27年より在宅療養支援病院として登録されています.